エアバンド(航空無線)を聞いてみよう!Icom(アイコム) IC-R6 エアーバンドスペシャル を買ってみた

皆さんは、エアバンド(航空無線)というのをご存知でしょうか?

 空港に行くと管制塔がありますよね。あそこにいるのが、航空管制官。飛行機に対して離陸許可や、着陸許可などを出す人で、飛行機はその指示に従って動いています。

 また、飛行機は空港を離れたとしても、航空管制を受けながら飛行しています。

 というのも、飛行機は決まった航空路を飛ぶ必要があり、例えば「雲があるから右にちょっと旋回したい」、という場合も管制官の許可をもらわなければいけません。

 そのやりとりを無線で行うのですが、それを「エアバンド」といいます。

“Chitose Grand,All Nippon 68,Request Push Back.”

 飛行機を取り扱ったドラマなどで出てきたのを聞いたことがある方も多いかと思います。

レシーバーを買えば誰でも聞ける

 エアバンドを「聞く」のは誰でもできます。レシーバーを買えばOKです。

 エアバンドを聞くことは違法ではありません。というか、国土交通省がWebページで「エアバンドを聞いてみよう」と紹介してるくらいです。

国土交通省 航空管制官 公式 エアバンドを聞いてみよう

 ただし、傍受した通信の内容を漏らしたり、窃用することは法律で禁じられています。(電波法第59条|秘密の保護)

※これについては、Youtuberの「ゆいなかAIR」さんはじめ、多数の方が総務省へ確認を取ってくれたようです。その結果を以下に転記します。(勝手にリンクして申し訳ありません。ご迷惑でしたら、ご連絡いただければ削除いたします)

「周波数が一般公開されている無線は,一般の方が自由に聞くことが可能な無線内容であり,周知のものとされているため,秘匿性もなく,その内容を公開することで電波法59条に抵触することはありません.」(総務省からの回答)

ゆいなかAIRさんが回答を掲載してくれているページ

 この総務省の回答に従い、2021/07/23時点で、私のYouTubeでは、音声を音読さんに代読してもらい、紹介しています。また、YouTube・ブログともに、便名、スコーク、無線周波数などを、一部変更して紹介しています。(ランダムで変更しているので、実際の機と重複する場合があります。)

 法律だけではなく、人がいるところで、無線をオープンにするのは、単にマナー違反の可能性もあるので、イヤホンはつけましょう。

買ってみたよ

というわけで、レシーバーを買いました。

 買ったのは、入門機といわれている、ICOMのIC-R6。IC-R6で「エアーバンドスペシャル」というものを買いました。

 何がスペシャルなのか、というと、あらかじめ多数の航空無線の周波数がメモリーされている、という部分で、エアーバンドスペシャルなんです。

 エアバンドは多数の周波数を使います。というのも、エアーバンドは1つの飛行機の離陸から着陸まで担当するわけではありません。

“Japan Air 773,Contact Tokyo Approach 119.4MHz.
<日本航空773便、東京アプローチへ119.4MHzでコンタクトしてください>

東京アプローチ:羽田空港の着陸進入を管轄する部署
コンタクト:無線の周波数を合わせ、担当部署を呼び出してください、という意味。

「離陸までは私が担当、離陸したら○○部門」というように担当が分かれています。管制塔の無線圏域にも限界がありますから、無線圏外に出る前に、次の部署へ引継ぎをします。

 部署ごとに無線周波数は違います。

 これをいちいち周波数を合わせるのは大変です。そこで、レシーバーにはメモリー機能というものがあり、記録した周波数をすぐに呼び出せるようにしてあります。

 これを予め、エアバンドに関係する周波数をメモリーしてあるのが、エアーバンドスペシャルなのです。

飛行機はどれだけの部署と関わるのか?

 1機の飛行機が出発から到着まで、エアバンドで関わる部署はたくさんあります。

 出発から到着までは次の順番で無線を切り替え、管制を受けています。

 もちろん私はエアバンドを買ったばかりの初心者です。多少、勉強しました。

 エアバンドの予習、このブログの記事の作成、YouTubeでの動画作成にあたっては、ぶちゃんねる / BuChannel」さんで勉強しました。めちゃめちゃわかりやすいです。(勝手にリンクして申し訳ありません。ご迷惑でしたら、ご連絡いただければ削除いたします)

① CLR(Clearance Delivery)

 飛行機は出発前に飛行計画を提出しており、その承認を得て出発する形となります。無線で飛行計画の承認、高度などを指示されます。

②GND(Ground)

 スポットから滑走路までを担当する部署。プッシュバックの許可(機首向きまで指示します)や、滑走路までの経路を伝えタキシング(地上走行)を許可します。

③TWR(Tower)

 滑走路に入ろうとしている離陸機に対し、離陸許可を出します。また、周囲の状況(他の滑走路に着陸機がいる、風の状況など)を伝えます。また、他機が滑走路を使用しようとしている場合は、待機指示を出します。

④DEP(Departure)

 離陸した飛行機は上昇しながら、最初のポイントまで旋回などを続けます。DEPはレーダで捕捉したことを伝え、上昇・旋回の指示を出します。

⑤ACC(Area Control Center)

 飛行機は上空では「エンルート」という航空路に従って飛んでいます。航空路にはウェイポイントという通過ポイントがあり、そこを通るようACCから指示されます。日本は大きく分けて、札幌・東京・福岡・那覇の4つのコントロール(航空交通管制部)があり、道東セクターといったような形で、細かく分けてます。 羽田から帯広まで、ということであれば、東京コントロールの管制圏を抜けた後は、札幌コントロールと通信します。

⑥APP(Approach)

 目的地の空港が近づいてくると、飛行機は下降、旋回しながら、減速します。着陸に対する経路もあり、その経路の指示や、最終の着陸経路の進入許可が出されます。

⑦TWR(Tower)

 再び③と同じくタワー(今回は着陸先空港の管制塔)になります。アプローチ中の飛行機に対し、着陸許可を出します。また、着陸後の飛行機に対し、滑走路の離脱方法を伝えます。

⑧GND(Ground)

 再び②と同じくグランド(着陸先)となります。滑走路を離脱した飛行機に対し、通過経路とスポット番号を伝えます。

出発から到着までこれだけの部署と関わります。

初心者はとかち帯広空港がオススメ!

 私の地元、とかち帯広空港は、どんなにたくさん飛行機がいる時でも2機しかいません!w

 たくさんの通信を聞きたいのであれば、新千歳空港や、羽田空港などの大規模空港がオススメですが、飛行機が多いと、それだけ通信量が増え、「今の交信、どの飛行機と?」となります。

 しかし、とかち帯広空港は分かります。だって、通信している飛行機は1機or2機なんだもんw

 2機いたとしても、別会社の飛行機なので、コールサインでわかります。

 日本航空(JAL)は「Japan Air」

 AIRDOは「AIR DO」

 ちなみにとかち帯広空港に飛行機を観に行くなら、13:00〜15:00がオススメですよ!

 この表は、とかち帯広空港に飛行機がどれだけ滞在しているかを表したものです。

 一番上の「09:35 JAL 573 ▶︎ 10:20 JAL 570」というのは、

  09:35にJAL 573便として、とかち帯広空港に到着して、
  10:20にJAL 570便として、とかち帯広空港から出発する、

 というものです。


 「ADO」はAir Doを表しています。

 ちなみに、飛行機の出発時間は、飛行機が動き出した時間をいい、
到着時間は、所定の位置に停止した時間をいいます。

 遅れたり、早まったりすることもありますが、13:50あたりだと、2機見れそうですね。

エアバンドで空港に行くのがもっと楽しくなった!

 なんでもっと早く買わなかったんだろう、と思うくらい、ハマっています。今まで以上に空港に行くのが楽しくなりました。よかったら、皆さんも楽しんでみてくださいね!

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